潮風でざらついた髪をなびかせて
 
ギアの利かない自転車で
 
あのジャングルジムまで
 
 
コンクリートに埋まった船に飛び乗るんだ
 
もう肌寒くてもまだあそこにいたかった
 
 
椅子を半分だけ後ろに倒して
 
カーテンの隙間から見る景色は
 
 
シーソーが楽しい日が来るなんて知らずに
 
 
いつもと同じ夕日に
 
なにかひとつだけでいい
 
変えることができたらなぁ
 
それは素敵
 
 
君の家の前をまた通り過ぎるのさ
 
いつもよりりりしい顔してさ
 
気づかぬふりしてた
 
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